女性にお酒はNG?アルコールリスクは男性以上!

女性にお酒はNG?アルコールリスクは男性以上!

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女性は男性よりもアルコール依存症になりやすいことをご存知でしょうか。

近年女性のアルコール依存症者が増加傾向にあります。飲酒が習慣化してからアルコール依存症になるまでに、男性では10~20年以上かかるとされています。しかし女性の場合は6~9年とほぼ半分

女性の場合とりわけ30代〜40代のいわゆる「子育て世代」の女性にアルコール依存症を患ってしまう方が多く、飲酒によって被る健康被害は男性以上です。

厚生労働省が発表した、生活習慣病のローリスク飲酒量が男性の場合一日純アルコール20g(500ml缶ビール1本分)なのに対し女性は半分の10g。

また一般男性と比較して依存症になりやすく、治癒しにくいため、女性の飲酒はデメリットがとても大きいのです。

目次

年々増える、女性の飲酒率

年々増える女性の飲酒習慣

半世紀以上前の1954年に国税庁が実施した「酒類に関する世論調査」では、女性の飲酒率は13%に過ぎませんでした。

しかし、2008年に行われた全国調査では、男女に大きな差はなく、むしろ20代前半の年代では女性が男性を上回る統計結果も出ました。

更に、2018年度の国民健康・栄養調査によると、生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している人の割合は、男性が15.0%、女性が8.7%となっています。

生活習慣病のリスクを高めるアルコールの摂取量は女性の場合、1日20g(500ml缶ビール1本分)以上とされています。

2010年度からの推移で見ると、男性で増減は見られませんが、女性は有意に増加しています。

年齢階級別に見ると、その割合は男女ともに50歳代がもっとも高く、男性22.4%。女性は15.6%です。

近年若者を中心にお酒を飲む日本人は減少傾向にあります。しかし、それに反比例する形で、30代以上の女性による飲酒率は増加しているようです。

女性の社会進出に伴い、職場の飲み会参加機会の増加。

「女性も男性と同じ様にお酒を飲めることはいいこと」といった価値観の変化。

結婚、出産を経て子育ての負担などによるストレス。

更には酒造メーカーが女性をターゲットにしたお酒のマーケットを促進。若年女性に向けた清涼飲料のような口当たりの良いお酒を販売している背景も手伝って、それを入り口に飲酒量が徐々に増え、アルコールの問題が深刻化する女性が近年増えています。

女性の適量は男性の半分

女性の適量は男性の半分

一般的に女性は男性よりも小柄で、肝臓が小さく体内の血液量も少ないため、同じ量を飲んでもアルコールの血中濃度が高くなりがちです。

男性と比較した場合、脂肪組織が多く、女性ホルモンがアルコールの代謝を阻害するため、酔いやすくなるだけでなく、体内に長い時間アルコールが留まることで臓器も害を受けやすくなります。

男性がアルコール依存症になるまでには飲酒が習慣化してから10~20年ですが、女性の場合は半分の6~9年と言われています。

また、1日あたりのアルコール摂取量が10g(500ml缶ビール半分)増えるごとに、乳がんのリスクが10%上昇するというデータもあります。

一般的に女性は男性よりもお酒を嗜む機会や量は控えめですが、許容量を超えやすく、依存症になりやすい側面があります。

大まかな目安として、男性はおおよそ日本酒5合くらいの飲酒を毎日10年程度続けた場合、女性はその半分の約5年でアルコール依存症になると言われています。

こういった調査によるエビデンスに基づいたデータ等は、厚生労働省の公式HPや医療関係のHPを始め、各大手酒造メーカーの公式HPなどにも掲載されえております。

気軽に誰でも見ることが出来るので、女性の方はぜひサイトを訪問し一読されることをおすすめします。「アルコール依存症(スペース)女性」等でググればすぐにそういったサイトがヒットしますよ。

女性の飲酒による身体の悪影響

女性の飲酒による身体の悪影響

女性は男性に比べて、アルコールの代謝が遅いとされています。

近年は女性による重症のアルコール性肝炎患者が増加傾向にあるとの報告もあります。

慢性すい炎でも女性は男性に比べて少量の飲酒で短期間に進行することが明らかにされており、前述した近年増加傾向にあり問題となっている乳がんについても、飲酒が確実な危険因子としてあげられています。

それに加え妊娠中にお酒を飲むと、胎盤を通じてアルコールがお腹の赤ちゃんに入り、さまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。

妊娠中の安全なアルコールの量や飲酒可能な時期は解明されていないので、妊娠中はお酒を飲まないようにするのが最も安全です。

早産・流産・分娩異常の原因になることがあるため、妊娠を望むようになったらお酒を控えるのがベストです。少なくとも妊娠がわかった時点からは、お酒を飲まないようにしましょう。

胎児性アルコール症候群

胎児性アルコール症候群

妊娠中の母親の飲酒は、胎児・乳児に対して低体重・顔面を中心とする奇形・脳障害などを引き起こす可能性があり、胎児性アルコール症候群と言われます。胎児性アルコール症候群には治療法はなく、また少量の飲酒でも妊娠のどの時期でも生じる可能性があることから、妊娠中の女性は完全にお酒を止めるようにしましょう。

妊娠中のお母さんが飲酒すると、生まれてくる子供さんに様々な影響を残すことがあり、胎児性アルコール症候群(FAS: Fetal Alcohol Syndrome)と呼ばれています。当初は出生時の低体重や奇形などに焦点があてられることが多かったのですが、現在ではADHDや成人後の依存症リスクなどより広い範囲での影響がみられることが分かっており、胎児性アルコール・スペクトラム(FASD: Fetal Alcohol Spectrum Disorders)と呼ばれることもあります。

診断基準は「1. 妊娠中の母親の飲酒」「2. 特徴的な顔貌」「3. 出生時低体重・栄養とは関係ない体重減少、身長と釣り合わない低体重などの栄養障害」「4. 出生時の頭囲が小さい・小脳低形成・難聴・直線歩行困難などの脳の障害」となっています。

頻度は民族や集団によって大きく異なりますが「出生数1000人あたり0.1-2名」とされ、非遺伝性の精神発達遅滞の最多の原因となっています。

胎児性アルコール症候群は飲酒量に比例してリスクも増え、大量飲酒者である女性アルコール依存症の子供さんに対する調査では、妊娠中飲酒したケースの30%にみられたとする報告もあります。一般人口を対象にした調査でもビール1.5リットルに相当する1日60g以上のアルコールを妊娠初期に飲酒していたお母さんから生まれた子供さんでは、体重や頭位が明らかに小さいことが示されています。また大量に飲まなくても少量飲酒での胎児性アルコール症候群の報告例があるように、胎児性アルコール症候群の閾値はわかっておりません。また同量のアルコール摂取量であっても少量・長期間の飲酒よりも、短期間であっても大量の飲酒がリスクが高く、また妊娠後期より初期のほうがリスクが高いと考えられていますが、成長障害や脳の障害は妊娠中期から後期の飲酒が影響しているとされており、基本的には妊娠全期間を通して何らかの影響が出る可能性があります。

また特異的顔貌や低体重などは成長とともに次第に目立たたなくなってきますが、ADHDやうつ病などの精神科的問題が後年明らかになってくることがあります。

胎児性アルコール症候群には治療法はないため、唯一の対処法は妊娠中飲酒しないことです。日本では妊娠中の女性の飲酒率は8.7%(平成22年/2010年)となっていますが、「健康日本21」では平成26年(2014年)までに0%にすることを目標に掲げました。一方で妊娠可能年代の女性は他の年代に比べ飲酒率が高く、かつ若い女性の飲酒率は増加傾向であり、今後の問題悪化が懸念されます。

出典:厚生労働省公式HP、e-ヘルスネット 胎児性アルコール症候群より

依存症になったあなたが悪いのではなく、「お酒とはそういうモノ」

依存症になったあなたが悪いのではない

アルコール依存症において女性の方が深刻な理由として、やはり「恥ずかしい」、「みじめ」という観念が大きいと言われています。

「アルコール依存症になるのは男性」という風潮が長年あったことも手伝い、悩みを一人で抱えている女性がとても多いのです。

依存症の女性のアルアルと言われるのが、人目を偲んでお酒を買ったり、飲んだりしているそう。買い物かごの奥に見えないようにお酒を隠したりしてレジを通し購入。

飲酒も一人でし、お酒の空き缶がいっぱいになったゴミ袋を、他人に見つからない様にタイミングを気にしてゴミ捨て場に捨てる人が思いの外多いのです。

俗にアルコール依存症は「否認の病」と言われています。特に女性においては「アルコール依存症になるのは恥ずかしい事」という感情が、男性よりも強固。

その価値観がかえって病気の進行を促し、治療を遠ざけてしまう原因になります。

アルコールはその依存性の強さにおいて、覚醒剤を凌ぐと言われている「キングオブドラッグ」。

過度な飲酒を続けていれば「誰でも」、「必ず」依存症になります。

正しい知識や情報さえあれば、アルコール依存症になること自体は、悪いことでも恥ずべきことでも決してありません。

とても厄介なことにアルコール依存症はうつ病を併発させます。また、うつ病の方がアルコール依存症になってしまうケースも非常に多くあり、アルコール依存症の人は依存症ではない人と比較して自殺の危険性が約6倍高いとされています。

自身の命と健康を守るためにも、「自分は依存症なんだ」とまず素直に認めることが治療の大きな一歩となるでしょう。

現在はスマートフォンの普及に伴い多くの人がSNSを使っています。この便利なツールを使わない手はないです。

家族や友人にいきなり打ち明けるのは抵抗があるかもしれません。しかし同じ悩みを抱えている人はあなただけではないので、まずこういった「ゆるい繋がり」から、悩みの共有をすることがいいと思います。匿名参加でも問題ないのでTwitterなどでシェアしていきましょう。

アルコール依存症を患った人の多くはその悩みや苦しみは「自分だけ」と視野狭窄に陥りがち。しかしネットを通して周りを見てみればあなたと同じ悩みを抱えている方の多さに驚きと同時に「自分だけじゃないんだ」と、多少の安心感も得ることが出来るはず。

考え、悩み、逡巡するよりもまずネットで調べて、行動する方が、問題解決の時間は圧倒的に早まるでしょう。

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