禁酒、断酒を始めると訪れる所謂「断酒うつ」。主に断酒を始めた、「緊張期(0日〜14日)」、そして鬼門と言われる「壁期(90日〜180日)」に多くの禁酒、断酒者が襲われる症状です。
個人差はありますが、この状態になるとやる気が萎え、気持ちが落ち込んで、ふさぎ込みがちになります。
運動する気にもなれないときはドライブで気分転換をしましょう。車がない人は電車やバスで、ちょっと遠出するのも楽しいと思います。
そんなときに欠かせないのが音楽。
そこで、私の独断と偏見で「ドライブにおすすめな邦楽アルバム10選」を紹介します。「Spotify」「AppleMusic」「AmazonMusicUnlimited」など全てサブスクリプションサービスで聴けるアルバムでまとめました。順不同で紹介しますが、今回は主にロックをメインに取り上げます。
米津玄師/BOOTLEG
収録曲
- 飛燕
- LOSER
- ピースサイン
- 砂の惑星 (初音ミク)
- orion
- かいじゅうのマーチ
- Moonlight
- 春雷
- fogbound (池田エライザ)
- ナンバーナイン
- 爱丽丝
- Nighthawks
- 打上花火
- 灰色と青 (菅田将暉)
紅白にも出場し、「Lemon」が記録的な大ヒットを果たした、シンガーソングライター米津玄師。
同曲が収録された最新アルバム「STRAY SHEEP」にもドライブに合う楽曲はありますが、私は断然この「BOOTLEG」を推します。
車のCM楽曲に起用された「LOSER」、大人気アニメのOPテーマに使われた「ピースサイン」といったタイアップシングル曲をはじめ、ドライブにハマる曲が多数収録されています。「飛燕」「春雷」などもドライブにはぴったりです。
MAN WITH A MISSION/MASH UP THE WORLD
収録曲
- Mash UP the DJ!
- FROM YOUTH TO DEATH
- distance
- ニュートラルコーナー
- Get Off of My Way
- フォーカスライト
- Bubble of Life
- Lithium
- Just Like Magic
- ジダイ
- Feel and Think
- colours
年齢や国籍も非公開の「オオカミバンド」MAN WITH A MISSIONのメジャーセカンドアルバム。
2012年にリリースされたこのアルバムは、アップテンポなハードロックナンバーを中心に構成されています。
どれもドライブには相性のいい曲ばかりですが、とりわけ「FROM YOUTH TO DEATH」「ニュートラルコーナー」「フォーカスライト」などは特におすすめ。
都会的でモダンな雰囲気のあるアルバムなので、街中のドライブに最適です。
エレファントカシマシ/ココロに花を
収録曲
- ドビッシャー男
- 悲しみの果て
- かけだす男
- 孤独な旅人
- おまえと突っ走る
- 四月の風
- 愛の日々
- うれしけりゃとんでゆけよ
- 流されてゆこう
- Baby自転車
- OH YEAH! (ココロに花を)
ポニーキャニオン移籍後の1996年にリリースされ、エレカシのターニングポイントとなったこの作品。これまでのどこか厭世的な雰囲気のあったバンドスタイルを一新。うまくPOP路線に方向転換を果した名盤です。
これまでのロック精神はしっかり残した「ドビッシャー男」、ヒット曲となった「悲しみの果て」。「四月の風」や「孤独な旅人」など名曲多数。
朝の爽やかな時間に車内でこのアルバムを聞くとテンションが上ります。
JUDY AND MARY/MIRACLE DIVING
収録曲
- Miracle Night Diving
- Over Drive
- KYOTO
- Little Miss Highway
- あなたは生きている
- ドキドキ
- ステレオ全開
- Oh! Can Not Angel
- プラチナ
- アネモネの恋
- 帰れない2人
アラフォー世代には説明不要!伝説のロックバンド「ジュディマリ」のヒットアルバム。
リリース当時CM曲に起用され、ジュディマリの名を世に知らしめた、ドライブの超定番曲「Over Drive」。その他「ドキドキ」、「ステレオ全開」などポップでおしゃれでありながらも、どこか牧歌的な雰囲気のあるジュディマリのこのアルバム。
のどかな田舎道や山道のドライブなどに意外といいのではないでしょうか。
ポルノグラフィティ/m-CABI
収録曲
- m-NAVI 1 “Ride on!! Blue vehicle!”
- ハネウマライダー
- BLUE SKY
- BLUE SNOW
- m-NAVI 2 “Keep on having fun with the MUSIC CABINET”
- Winding Road
- 休日
- NaNaNa サマーガール
- DON’T CALL ME CRAZY
- ジョバイロ
- m-NAVI 3 “Ready? Silvia, Geronimo, and Lily?”
- 月明りのシルビア
- Mr. ジェロニモ
- 横浜リリー
- m-NAVI 4 “Let’s enjoy till the end”
- ライン
- グラヴィティ
ポカリスウェットのCM曲「ハネウマライダー」を始め、「BLUE SKY」、「NaNaNa サマーガール」など、ポジティブなサマーソングを収録。
「BLUE SNOW」などのドライブをテーマにした楽曲や「Winding Road」「休日」といったバラードもありバラエティに富んだ楽曲構成。全17トラックと聴き応えも十分です。
夏の晴れた日、海岸線沿いのドライブに聴けば最高です。
L’Arc~en~Ciel/ark
収録曲
- forbidden lover
- HEAVEN’S DRIVE
- Driver’s High
- Cradle
- DIVE TO BLUE
- Larva
- Butterfly’s Sleep
- Perfect Blue
- 真実と幻想と
- What is love
- Pieces [ark mix]
1999年に同アルバムと「ray」を2枚同時リリースし、当時大きな話題になりました。
「ray」の方にはラルクの代表曲、「HONEY」が収録されていますが、ドライブと言えばやはり、こちらの「ark」でしょう。「Driver’s High」、「HEAVEN’S DRIVE」、「DIVE TO BLUE」といった、ドライブのテッパン曲が収録されています。
ダークな雰囲気のバラード「forbidden lover」などもあり、夜の高速道路によく似合います。飛ばし過ぎに注意して、法定速度を守りましょう。
奥田民生/CAR SONGS OF THE YEARS
収録曲
- ガソリンガタリン
- 車カー
- トランスワールド
- And I Love Car
- イージュー★ライダー
- ルート2(※)
- 月を超えろ
- SUNNY
- サーキットの娘
- 日曜日の娘
- 2 CARS
- ターボ意味無し
- あくまでドライブ (LIVE)
ユニコーンのボーカリスト奥田民生が、ソロデビューから2000年頃までにリリースした楽曲の中からドライブをテーマに選曲された、コンセプトベスト。
誰もが聴いたことのある有名な「イージュー★ライダー」をはじめ、車好きの奥田民生らしい楽曲が並びます。自分としては「さすらい」が入っていないのがちょっと残念。
仲間と遠出をするときなどに聴くと、盛り上がること間違いなし。
(※)AppleMusicの場合、6曲目の「ルート2」だけ未配信で聴くことが出来ません。
Superfly/Mind Travel
収録曲
- Rollin’ Days
- Beep!!
- Fly To The Moon
- タマシイレボリューション (Extended ver.)
- Eyes On Me
- Deep-sea Fish Orchestra
- Secret Garden
- Sunshine Sunshine
- Morris
- Wildflower
- Free Planet
- 悪夢とロックンロール
- Only You
- Ah
2010年南アフリカワールドカップのNHK公式応援ソング「タマシイレボリューション」収録のサードアルバム。
越智志帆のパワフルなボーカルが遺憾なく発揮されています。
アルバムタイトルからもわかるように「旅」をテーマにしたアルバムで、ドライブにも相性抜群です。「Beep!!」、「Sunshine Sunshine」、「Free Planet」などは特におすすめ。
Superflyは60’sのサイケデリックミュージックや70’sのカントリーミュージックなどに影響を受けており、そういったバックボーンを感じる、懐かしくも新しい魅力的な音楽です。
ミッシェルガンエレファント/ギヤ・ブルーズ
収録曲
- ウエスト・キャバレー・ドライブ
- スモーキン・ビリー
- サタニック・ブン・ブン・ヘッド
- ドッグ・ウェイ
- フリー・デビル・ジャム
- キラー・ビーチ
- ブライアン・ダウン
- ホテル・ブロンコ
- ギヴ・ザ・ガロン
- G.W.D
- アッシュ
- ソウル・ワープ
- ボイルド・オイル
- ダニー・ゴー
日本グランジロックの「大傑作」と名高いアルバムです。
1曲目の「ウエスト・キャバレー・ドライブ」のイントロが流れた瞬間から、ボルテージMAXになります。シングル曲として有名な「G.W.D」、「スモーキン・ビリー」などを収録。その他「フリー・デビル・ジャム」、「ダニー・ゴー」など、とにかく熱い、とにかくカッコいい曲が満載のアルバムです。
当時を知らない今の若い人にもぜひ聴いてほしい、ロックのお手本と言っても決して過言ではない、素晴らしいバンドでございます。
HY/Street Story
沖縄出身のバンドHYの2003年リリースのセカンドアルバム。
インディーズながらオリコンチャートで初登場から4週連続1位を獲得。ミリオンセラーを記録し大ヒットを果たしました。
ポップでアップテンポな曲が多く、夏のドライブにぴったりです。
1曲目の「AM11:00」はHYの数あるヒット曲でも最も有名なナンバー。その他「隆福丸」、「33ナンバー」など夏を彩るポップソングが満載です。
リリース当時はドライブデートに定番のアルバムでした。
まとめ
私は車社会の沖縄県に住んでいるため、日々の移動に車は欠かせません。東京、大阪などの都市部以外に在住の方も普段の移動はマイカーという方は多いでしょう。そういう方にドライブは気分転換にうってつけではないでしょうか。
晴れた日に音楽を聴きながら、ドライブをすれば心も晴れやかになること間違いなし。
最近のカーオーディオはBluetoothやUSB接続でスマホの音楽を再生できるものがほとんどです。また、そういった機種に付け替えるのも安ければ2〜3万程度で可能。
FMラジオの電波を使った「FMトランスミッター」などでも手軽に聴けます。
能動的な気持ちになれないときは思い切って外に出て車を運転すれば、ポジティブな気持ちになれるので非常におすすめです。
ドライブ音楽で「断酒うつ」を吹き飛ばしてみてはいかがでしょうか。禁酒、断酒を継続していれば、いつでも好きなときに車を繰り出せますよね。