禁酒、断酒を始めてしばらくすると、その効果としてどれくらい体重が減っているか気になりますよね。禁酒、断酒によるダイエット効果は非常に大きく、多くの断酒者が「体重が減った!!」と歓喜の声を上げています。
そんなダイエットを進める上で日々の体重管理は必須。毎日体重計に乗って「記録」することがダイエット継続の基本と言えます。しかし毎日体重をいちいち、ノートに記録するのは億劫!
しかし心配ご無用!!今の時代、体重管理はスマホ1つで完結します。
最近の体重計は「乗るだけ」でその日の体重をスマホに自動送信し、ログを残すことができるのです。そして日々の体重をグラフ化してその推移を可視化してくれます。数あるスマート体重計でも特におすすめがフランス生まれのおしゃれな体重計Withings。
禁酒、断酒によるダイエット効果をおしゃれに、そしてスマートに記録して、モチベーションを爆上げしましょう。
禁酒、断酒で痩せるこれだけの理由!!
「お酒をやめたら体重が減った!」多くの禁酒、断酒者がこう口を揃えます。
私自身断酒を始めて、飲酒時代(肥満全盛期)から体重が10kg程度落ちました。
禁酒、断酒による減量効果の理由は色々ありますが、主な原因は以下の通り。
お酒自体のカロリー摂取がなくなる
お酒は、ビール、日本酒、ワインなど種類によってカロリーは変わりますが、もともと高カロリーな飲み物です。
100mlあたりビールが約43.3kcal、焼酎は約140kcal、日本酒は約105kcalになります。
コーラが100mlあたり約37.5kcalと言われているので、いかに高カロリーであるかがわかります。
おつまみを食べなくなる
お酒を飲むとそれに伴い、おつまみを食べます。空きっ腹にアルコールは体に悪いので(そもそもアルコール自体が体に毒)何かしら口にしますよね。
お酒をやめるとそういった食べ物自体も必然的に食べなくなります。
またアルコールが回ると味覚が鈍くなり濃い味付けを好むようになります。コレもまたカロリー摂取過多の要因。個人差はありますが、お酒を飲まなくなると自然と味覚が薄味好みになるのでその辺も痩せる理由になるでしょう。
肝機能の改善
肝臓は元々体に入った毒素を分解する臓器。よってお酒を飲むと肝臓はアルコール(毒素)の分解に力を注いでしまい、その他の解毒や脂肪の分解にまで手が回らなくなってしまうのです。
結果、脂肪がたまりやすくなり、太ってしまうというわけです。そういった肝臓の負担がなくなると代謝機能が改善し痩せやすい体質に「戻る」のです。
おしゃれ体重計Withingsとは?
Withingsはフランスのヘルスケア商品ブランドです。
一時はNOKIAに買収され、社名もNOKIAになりましたが、2018年に元の社名Withingsに戻りました。
取り扱う製品は、件のスマート体重計の他、運動量などを計測するスマートウォッチ、睡眠を計測するスマート睡眠パッドなど。
洗練されたデザインとシンプルな操作感が特徴の世界的に人気のブランドです。
私が使っているのがWithings Body+というミドルクラスの商品。
スマート体重計のラインナップではこれより上位機種のBody Cardio、下位モデルのBodyがあり、どれも体重の記録を自動取得してくれて専用アプリ上で確認できます。
Withings Body Cardio
Withings Body +
Withings Body
Withingsの使い方
最初にWithings Health Mateという専用アプリ(無料)をスマホにインストールし、アカウントを作成。
アプリの案内に従って使う体重計の接続と自身の身長や生年月日などの情報を入力すればOKです。これらのアカウント情報はWithingsが運営するHealth Mateのクラウドで管理されます。
後は体重計本体がWiFiに接続していれば、「乗るだけ」で体重などを計測し、記録をクラウドにアップロードしてくれます。アップロードされた記録はスマホのアプリ上ですぐに確認できるので非常に便利。
また、スマホのアプリからだけでなく、パソコンなどでもネット上のHealth Mateサイトにログインすれば確認できます。
最初に行うアカウント取得やデバイスの接続、自身の個人情報の登録などがちょっと面倒ではありますが、これらを済ませてしまえば、あとは毎日乗るだけですべてログを残してくれます。
体重だけでなく、体脂肪や体水分、筋密度も記録
「おしゃれ体重計」ではかれるのは、体重だけではありません。私が所有しているWithings Body+では以下の数値をはかることが出来ます。
体脂肪率
体脂肪は脂肪細胞を含む組織で構成されています。年齢や性別によって体脂肪の標準値は異なりますが、女性の健康的な値は14~30%で男性の健康的な値は6~25%となっています。
○男性
軽度肥満 20%以上、中等度肥満 25%以上、重度肥満 30%以上
○女性(15歳以上)
軽度肥満 30%以上、中等度肥満 35%以上、重度肥満 40%以上
筋密度
筋肉量は、体の筋肉の重量を示します。筋肉量は、骨格筋、平滑筋、心筋の3種類の筋肉から構成されています。
骨格筋は横紋筋とも呼ばれ、自発的に動かすことができます。例えば、二頭筋は骨格筋です。
平滑筋は、自発的に考えずに自律的に収縮する、非自発的な無紋筋です。腸は平滑筋の例です。
心筋は骨格筋と平滑筋の間にあり、無意識的な横紋筋です。
筋肉に保管される水分を含む筋肉量の標準値は女性の場合、66~78%で、男性の場合、75~87%となっています。
骨密度
骨量は体内の骨の量を表します。男性の標準値は3~5%で、女性の標準値は2.5~4%となっています。
体内水分率
体内総水分量は体内の液体の総量です。これは、細胞と組織の両方に含まれる水の量を表す、細胞内の水と細胞外の水を含みます。
例えば、体脂肪に含まれる水分は、およそ10%です。また筋肉に含まれる水分は、およそ75%です。
体水分率の標準値は約50%になりますが、年齢、性別や体組成によって左右されます。
BMI
BMI(Body Mass Index:ボディ・マス・インデックス)とは、WHO(世界保健機構)が提唱する、からだの大きさを表す国際基準の一つで、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出します。「体格指数」と訳されるBMIは18.5以上~25未満が標準範囲とされ、その範囲より大きすぎても小さすぎても病気にかかりやすくなるとされています。
上位機種のBody Cardioはこれらに加え心拍数もはかれるようです。あとおまけですが、天気と気温も表示され(当日と明日の予想)、元日だとhappy new year、誕生日だとhappy birthdayとメッセージが出ますよ。
iPhoneの「ヘルスケア」と連動
iPhoneユーザーは知っていると思いますが、iosにはデフォルトで「ヘルスケア」というアプリがインストールされています。
このアプリはiphoneを所持している間の移動記録をとってくれたりしますが、ぶっちゃけ使わない人多いのではないでしょうか。しかしこのアプリ、AppleWatchとペアリングすることで本領を発揮します。
ウォーキング、ランニング、筋トレなどワークアウトのカロリー消費量を始め、歩数や心拍数、睡眠のログなどを「ヘルスケア」で確認できる様になるのです。
そしてここから本題ですが、Withingsで計ってHealth Mateに転送された体重記録も「ヘルスケア」上で確認することが出来ます。
また逆にAppleWatchで取得した、カロリー消費や運動記録などが「ヘルスケア」から反映され、Health Mateで確認することが可能。
AppleWatchに限らず、fitbitなど他のスマートウォッチでも同様の連携が出来るようですし、なによりWithings純正のスマートウォッチならHealth Mateだけでこれらが完結します。
Androidでも同じようなことが出来るので、自分にとって使いやすいアプリで日々の体重、消費カロリーなどの管理をしましょう。
減量の可視化が継続のモチベーションを上げる
スマート体重計の最大のメリットは体重変動の可視化に尽きるでしょう。
日々の体重記録を見た目にわかりやすくグラフ化してくれます。
体重や体脂肪率が徐々に下がっていって、目標とする体重(コレもアプリで設定できる)に近づいていく過程を確認できれば、継続のモチベーションになりますよね。
そもそも体重はその日食べたものや飲み物、運動による発汗や排泄などによって、一日で1キロ以上軽く変動します。なので、昨日よりどれだけ痩せたか、などで判断するのはあまり意味がありません。
2〜3週間、一ヶ月くらいのスパンで、毎日計測した体重の平均値がどれくらいの下降線を描けているかが大事。
そういった体重のアベレージを捉えるには毎日、決まった時間に体重を測定する習慣が肝要。そうすることで一日、一日の体重に一喜一憂するのではなく、しっかりと確実に平均体重を落とせているかを確認し続けることが大事になるわけですね。
そういった、中長期的な体重変動を確認するのにスマート体重計はうってつけなのです。
やっぱり見た目って大事
体重計自体は、ドン・キホーテやニトリに行けば、リーズナブルなものが買えます。また、より精密な体重記録にこだわるなら、国産メーカーのTANITAやOMRONなどでも良い商品がありますよね。
最近はスマホ対応の機種は豊富にありますから、こだわりが無ければWithings以外もやはり、良い選択肢でしょう。
しかし、おしゃれにこだわるならフランス製のWithingsを購入することで、やる気のアップが望めるのではないでしょうか。やはり禁酒、断酒はもちろんダイエット継続も何事もやる気が一番大事!
私が調べた限り、家電量販店の店頭ではWithingsを購入することは出来ません。(沖縄県に限る)どうやら、Amazonや楽天、Withingsの公式サイトなど、ネットでしか購入できないようです。(沖縄県に限る)
なので、おそらく所有している人は結構少数派のはず。だからこのアイテムを自宅に置いておけばお友達が訪ねてきたとき「え!?何このヘルスメーター、超おしゃれー!」と言われてドヤれます!(多分)やはり、スタイルも体重計も見た目がいいに越したことはありませんよね!
中国メーカーなら安く買えるけど‥
ちなみにWithings Body+に超激似の商品が中国のGifortというメーカーから販売されています。
機能面でも本家に遜色ないようで、もちろんスマホ対応です。しかもお値段がWithings Body+の半額以下で4,980円と非常に魅力的。安く買いたい方にはいい選択肢かもしれませんが、正直あまりオススメは出来ません。
昨今のHuaweiやlenovoのバックドア(システム内に外部から侵入できる裏口)の件やWiFiルータのTP-LINKによるDDOS攻撃(ウェブサイトやサーバーに対して過剰なアクセスやデータを送付するサイバー攻撃)など中国製品はダーティな話題に事欠きません。
直近の事例では中国製SNSアプリのTikTokによる情報漏えいが国際問題になりました。
中国には「国家情報法」という、とんでもない法律が存在します。
これは中国共産党が中国国籍の企業、または個人に情報提供を求めたら、即座に情報(顧客の個人情報などを含む)を政府に提供をしなければならない義務を課す法律です。中国国籍の企業や個人なら、国内外関わらず適用されるため現在国際的に非常に大きな問題となっていますよね。
もちろん、日本や欧米の企業がまるっきり安全というわけではありません。
しかし、そういった事情を鑑みた場合少なくともハイテク機器に関しては安いからと、安易に中国製品に飛びつかないほうが、より無難な判断と言えそうです。